腸にやさしい食生活で、心も体もポジティブに

河原 あい

やりたいことは、物怖じせずなんでもやってみる
––––まずはあいさんの自己紹介からお願いいたします。現在はどんなことをされていますか?
私は、管理栄養士養成大学の大学院博士課程3年生です。学部時代から栄養学について学んでおり、現在は乳酸菌の研究を行っています。また、栄養学の知識を生かしてフリーランスでライターとして活動しているほか、インスタグラムではヴィーガンや腸活レシピの発信もしています。
––––大学院生をしながら、フリーでお仕事されているのは非常に珍しいですよね。ライターやインスタグラムの活動を始めたきっかけを教えてください。
小さいころから本が大好きで、出版社で働くことが夢でした。その後、栄養学と出会いましたが「文章を書く」という夢も諦めきれず、クラウドソーシングサイトに登録し、ライターとしての仕事をスタートさせました。はじめは自分の専門である栄養学のジャンルをメインに執筆していましたが、現在はサステナブルやエシカルの分野、インタビュー記事などにも携わっています。博士課程修了後は研究職に就く人も多いですが、私自身は「発信者」として栄養学に携わりたいと考えています。

自分らしくい続けるために「信念」は曲げない
––––学生とフリーランスの両立は大変なことも多いと思います。そんな中で自分らしさを維持するために意識されていることはありますか?
自分のキャパシティをきちんと考えながらお仕事を受けるようにしています。特にライティングの仕事に関しては、栄養学やサステナブルなど「私だから書ける」お仕事を厳選させていただいているので、自分の限界を超えるようなことはほとんどありません。あと、最近は、「ヴィーガンの人が住みやすい社会を作りたい」という思いで執筆活動に取り組んでいます。「なんのためにわざわざ学業と両立しながらも働くのか」と、常に目的意識を持ち行動することが、自分らしくいるための秘訣なのかもしれません。
––––あいさんご自身もヴィーガンとのことですが、ヴィーガンになったきっかけを教えてください。
大学院での研究を通して、「腸内環境を整える」大切さを学んだのがきっかけです。お肉やお魚などを食べないヴィーガンの食生活が腸の健康のためになると知り、5年前からフレキシタリアン、そして去年からヴィーガンになりました。ここ最近ではヴィーガンの人も増えてきましたが、世間から「健康的ではない」という印象が持たれたり、自炊以外の食事が難しかったりと、とり巻く環境はまだまだ過酷です。私はライターとして、ヴィーガンやこれからヴィーガンを目指す人に正しい情報を発信していきたいと考えています。

地球や生産者さんに感謝しながら食事を楽しむ
––––普段の食生活で意識していることを教えてください。
不足しがちな食物繊維とタンパク質を積極的にとるよう心がけています。特に大豆はタンパク質がたっぷり含まれているのでいろんな味付けで食べています。また、ヴィーガンになってからは環境問題により一層気を使うようになりました。できるだけ輸送の際に出る二酸化炭素量の少ない、近隣エリアでとれた食材を購入しています。
あとは、食事をいただく際にはきちんと「いただきます」「ごちそうさま」と感謝の思いを口にしています。当たり前かもしれませんが、昔カフェでアルバイトをしていたとき、スマホを触りなっがら食事をする人の多さに驚いたんです。毎日ごはんを食べられるのは当たり前ではありません。だからこそ、食べものにちゃんと感謝し、そして一口ひとくちきちんと味わっていただくようにしています。
––––さまざまな活動や経験を通して、あいさん自身が変化したことはありますか?
栄養学や自分自身の活動を積極的に発信することにより、食事や環境問題を気にする、同じ価値観の人と出会えるようになりました。また、さまざまな人との出会いが自分の考えや価値観を広げてくれましたね。たとえ自分と違う考えの人がいたとしても「そんな考えもあるんだ」とすべてポジティブに受けとれるようになったと思います。

特別なときに食べたい、自分へのご褒美
––––続いてGREEN SPOONの感想もうかがいたいと思います。あいさんにとって、GREEN SPOONはどんな存在ですか?
体によくエネルギー源となる糖をたくさんとれる、とても優秀なアイテムです。最近「糖質制限」が流行っていますが、糖は腸内環境を整えるためには必要な栄養分で、とらないと腸が弱ってしまいます。特にフルーツに多く含まれるオリゴ糖は体にもよく、できれば毎日とるのが理想。とはいえ、一人暮らしだと食べきれず腐らせてしまうこともあるので、なかなか難しいのが現実です。GREEN SPOONは冷凍なので日持ちしますしたくさんの種類のフルーツが入っているので、すごくありがたいです。
また、悩みや好きな食べものに合わせてスムージーをチョイスできるのも特別感があって素敵ですよね。ミキサーにかけるだけで簡単にできますが、私はあえて時間のあるときに「自分へのご褒美」としていただくことが多いです。豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどその日の気分に合わせたアレンジも楽しんでいます。

大切な人に「無理しないで」と伝えてくれる素敵なギフト
––––GREEN SPOONをどんな人におすすめしたいですか?
セルフケアを頑張っている人に、ぜひ食べてみてほしいです。自分に合わせたメニューをチョイスできることはもちろん、体にやさしい食材が詰まっているので、食べているときに「ああ、自分によいことをしているな」と思えます。また、自分へのご褒美にはもちろん、大切な人へのプレゼントしたいですね。「無理しすぎないね」「たまには息抜きしてね」というメッセージにもなる、素敵なギフトだと思います。
一人でも多くの人の食生活をよりよくしたい
––––最後に、今後の抱負についてもお聞かせください。
これからも自分の好きなこと、興味のあることはどんどんチャレンジしていきたいです。特に今力を入れている「ヴィーガンや環境問題に関する発信」については、ライティングやインスタグラムに限らずいろんな形で挑戦していきたいですね。大学院での研究も今が大詰め。学んだ知識を生かして、一人でも多くの人の食生活をよいものにできるとうれしいです。
Instagram:@kwhr_ai/worktohealth