コーヒーの力で藤沢をもっとやさしく、温かい街に

沢田真洋

コーヒーを通して、大好きな藤沢を盛り上げたい
––––まずは、沢田さんの自己紹介からお願いします。現在はどのようなお仕事をされていますか?
現在は、都内のカフェでバリスタ兼豆の卸責任者として働きながら自身のコーヒーブランドである「SAZANAMI COFFEE」を地元藤沢市を中心に展開しています。出張バリスタとしてポップアップなどで地元の色んな人や団体とコラボレーションをしたり、コーヒー豆の売り上げをビーチクリーンの団体に寄付する社会貢献活動をしたり、コーヒーを通し地元藤沢を盛り上げる活動に取り組んでいます。
バリスタとして活動を始めたのはシアトルに留学したことがきっかけです。大学卒業後は広告代理店で3年半仕事をしておりました。その後スポーツメーカーに転職するために退社をし、転職前に英語とアメリカでのビジネスを学ぶため、1年間の留学を決意しました。行き先のシアトルはスターバックスコーヒー誕生の地。たくさんのコーヒー屋を巡り、本場のカフェ文化に触れるなかで、本格的にコーヒーの道に進みたいと思うようになり、留学の途中でバリスタデビューをしました。そのまま転職を辞め、シアトルでの滞在をもう1年延長、2年目は焙煎士としてシアトル中に卸すコーヒー豆の焙煎をしておりました。

聖地シアトルで、夢を掴むチャンスは「今」と確信
––––会社員から、バリスタ、そしてご自身のブランドを立ち上げられることは大きな転換だったと思います。どういった意思決定だったのでしょうか?
私の意思決定の基準は昔から一貫して、「今より楽しく、ワクワクするかどうか」です。昔から「老後は地元湘南でカフェをオープンしたい」と思っていたのですが、カフェの聖地シアトルに来て、夢がグッと近づいてきました。「転職を考えていたタイミングでなんで老後の夢が近づいてきちゃったんだよ。」と戸惑いもありましたが、心がざわつくというか「また来たか、この感じ!」というワクワク感が自分の中で勝っていました。
また、海外で日本よりも幅広い価値観や考え方に触れたことで、これまで夢だったバリスタへの道を「いつか」ではなく「今」から始めるべきではないかと思うようになったんです。会社員時代と比較するとお金や休みの面で大変なことは増えましたが、今は毎日自分の好きなことに100%没頭できています。

大好きな地元にコーヒーで恩返しを
––––SAZANAMI COFFEEでの活動についてお聞かせください。
SAZANAMI COFFEEでは、店舗を持たないコーヒーショップで、湘南を中心にさまざまな場所へ出張スタイルでコーヒーを淹れています。特に力を入れているのは、街の人との関わり合いです。地域の和菓子屋さんとコラボしたり、児童養護施設にコーヒーを淹れに行ったり、地元の人たちを巻き込んでポップアップを企画したりしています。
また、去年の海の日の4連休には藤沢市5店舗のコーヒーショップが共同開発した「Fujisawa Sea Blend」の企画立案なども行いました。この企画では、売り上げの半分をビーチクリーンの団体に寄付しており、コロナ禍でゴミが増え、汚れてしまった海に少しでも還元したいという想いで始めました。ありがたいことにご好評いただいたため、再販売をし、今もSAZANAMI COFFEEのオンラインのみで受注生産を行っています。
––––コーヒーというツールを通して、街づくりを行われているんですね。地元をよくしたいという気持ちはどこからきているのでしょうか?
単純に、地元藤沢が大好きなんです。就職や海外への留学で地元を離れたからこそ、より強く実感するようになりました。自分が育ったこの街に恩返しがしたいですし、もっともっとよくしたいと思っています。世の中がどんどん便利になるにつれ、物的豊かさと反比例するかのように心の貧しさは加速しているように感じています。私は忙しい毎日を送っていた会社員時代にコーヒーやカフェとの出会ったことで、心がより豊かになりました。街づくりにコーヒーを掛け合わせているのは、たくさんの人の心をより豊かにしたいという想いがあります。

疲れた時こそ、自分自身とのコミュニケーションを大切に
––––さまざまな活動に精力的に取り組まれていますが、体力的なしんどさなどはありませんか?
不規則かつ長時間立ちっぱなしの仕事なので、正直かなりハードです。カフェでの仕事は、早番であれば始発で向かい、遅番の時は終電で帰宅するため、遅番の次の日に早番になると睡眠時間がほとんど取れません。そんな中でもメンタルはしっかりと整えたいと思い意識しているのは、8年間書き続けている日記と、筋トレ、そして自宅すぐそばにある海でボーッとすることです。忙しい中でも毎日をていねいに、そして上質に過ごせるように自分としっかりコミュニケーションをとる時間は確保するようにしていますね。海辺の階段で音楽を聞いたり、本を読んだりする時間がお気に入りです。

朝の貴重な5分で、完成するスープはまさに救世主
––––生活にGREEN SPOONを取り入れられてからの変化を教えてください。
ここ数年は食生活もかなり乱れていて、「このままでは体がもたない」と思いつつも、不規則な生活の中で食事を整えていくことへの難しさを感じていました。そんな時に出会ったのがGREEN SPOONです。今は朝ごはんとしてGREEN SPOONをいただいています。特にスープはレンジで「5分」でできるところが大きな魅力ですね。私にとって朝の5分は非常に重要で、その時間で服を着て、顔を洗って、歯磨きして、色んな身支度を一気に済ませられます。そして全ての準備が終わったらスープが完成している、GREEN SPOONを取り入れ始めてからめちゃくちゃ朝を有意義に過ごせるようになりました。
今後はお店でもGREEN SPOONを食べたいですね。お店が忙しいと休憩時間も短くなることもあるので、できればお昼はサッと済ませたくて、手軽に短時間で栄養補給が取れるGREEN SPOONがぴったりです。これまではお昼にラーメンやおにぎりをカチ込んでましたが(笑)、GREEN SPOONは野菜がたっぷり入っているので、罪悪感なくお腹を満たせています。

GREEN SPOONをきっかけに食生活を徐々に変えていく
––––GREEN SPOONをどんな人におすすめしたいですか?
これから食生活を変えていきたいと思っている人におすすめしたいですね。私自身、GREEN SPOONを食べ始めて、「せっかく体によいものを食べたんだから」という気持ちでほかの食事も気を使うようになったんです。GREEN SPOONのすごいところは、ひとつひとつの商品パッケージにどんな食材が入っているのか、さらにパンフレットではその効能についても記載されていること。自分に足りていない食材を知れたり、コンディションに合わせて商品をセレクトできたりするのもうれしいですね。
藤沢を、今よりもっとやさしく温かい街にしたい
––––最後に、今後の目標と意気込みについて教えてください。
コーヒーを通してたくさんの人と出会い、やさしい時間を提供していきたいです。藤沢を盛り上げる活動にもさらに力を入れていきたく、コーヒーとは関係ないのですが、来月からは地元の高校生を応援するプロジェクトを藤沢市と協働して立ち上げることが決定しております。私にとってコーヒーとは、心を通わせ、人を繋げることのできる最強のコミュニケーションツール。コーヒーを上手に使いながら今後も地元を今よりもっとやさしくあたたかい街にしていきたいです。
そのためには何よりも自分自身を整えることが第一。少しずつでも食生活をヘルシーなものにシフトできるよう、これからもGREEN SPOONを食べ続けたいですね。
Instagram:@masahiro0702sawada/SAZANAMI COFFEE