自分の「好き」に素直になることで、自分らしいキャリアを築ける

長倉千春

東京柴又出身。米系上場ヘッジファンドにて秘書を務めた後、カンファレンスコーディネーターへ転身。仕事をしながら一年の半分は国外で放浪するライフスタイルを送るなか、旅先で作り始めた本が好評を呼び、ライターを経て編集者として活動を開始。2020年に女性のライフスタイルやライフイベントに寄り添うことをスローガンとする出版社、Jane Publishersを創業。

女性がいつまでも自分らしく輝ける社会をつくりたい

––––まずは千春さんの自己紹介からお願いいたします。現在はどんなお仕事につかれていますか?

 

現在私は「女性の社会進出」をスローガンとした出版社の経営をしています。一冊の本を作るまでにはさまざまな工程がありますが、クライアントの要望にあった本、そしてJane Publishersらしさのある本を作るためにも、私自身全ての工程に目を通しています。クライアントによっては、デザイナーやアシスタントが必要な場合もあるのでディレクション業務を行うこともありますね。今後さらにサービスを拡大していくためにも、この仕事が好きでパッションのあるメンバーが増えることを祈っています。

また、ZINEを制作するクラスやオンラインサロンなども主宰しています。どの仕事にも共通しているのが、女性が自分らしく働ける社会を作ること。ZINEクラスやオンラインサロンでは、参加してくださる方々の個性や魅力を引き出すお手伝いから、自分で”好き”を仕事にするためのアイディアやマインドの作り方のサポートをしています。

 

 

––––出版社の仕事をされるまではどんなお仕事をされていたのですか?

 

もともと私にとって、留学や海外で長期滞在することがライフスタイルの軸でした。仕事よりも優先順位が高かったので、その度に仕事を辞めてきました。その数は数十以上。本当にさまざまな職種を経験してきましたね。

秘書の延長で五年前に始めたカンファレンスコーディネーターの仕事では、一年の半分を自由に過ごせました。その頃から、海外で過ごす間も収入を得られるようになりたいと考えるようになったんです。

出版社を起業したきっかけは、旅先で趣味で作っていた本が周りの方から評価されるようになったことです。あるファッションブランドの方から本を作ってほしいと言われてから、本格的に出版のお仕事をするようになりました。彼女にはとても感謝しています。

どんな経験も自分の血となり、肉となる

––––本当にいろんな経験をされていらっしゃいますね。これまでさまざまな選択があったと思いますが、千春さんの意思決定の軸を教えてください。

 

私が大切にしているのは「自分には嘘はつかない」ということ。そのため、意思決定を行う際の軸は自分が好きか、やりたいかです。

こう考え始めた一つ目のきっかけは、海外移住です。私は学生時代、よく息苦しさを感じていました。もともと自己主張が激しく、自分の好き嫌いを絶対に譲れなかったため、「自己中心的」と捉えられることが多々ありました。高校を卒業するまでの十二年間で、私は自信をなくし、マイナス思考になってしまったんです。そこから逃げるように渡ったトロント。そこで出会った人々は皆、個性的で魅力的、違いを認め合う強さを持っていました。その環境に「やっと息ができた、やっぱり間違っていない」と感じたことを覚えています。そこからは、自分の気持ちを大切にしようと思えるようになりましたね。

二つ目のきっかけは、数年前に経験した離婚です。もちろん辛い経験ではあったのですが、私にとってはポジティブに「自分のことを大切にしよう」と気付けるきっかけとなりました。

色々な場所でさまざまな仕事を経験してきたのも、自分の気持ちに素直にしたがってきた結果だと思います。そこでの多くの出会いや経験が今の自分を作っていますし、業務の幅が広い出版社を起業できたのもこれまでの経験があったからこそです。どの経験にも後悔はなく、経験できてよかったと心から思えますね。

自分らしく生きたいと思う女性を後押ししたい

––––ZINEクラスやオンラインサロンは千春さんのように自分らしく生きたいというたくさんの女性から支持されていますよね。やりがいを感じるのはどんなことですか?

 

自分の好きなことを見つけたり、それで副業を始めたり、「自分らしく好きなことで生きよう」と思ってくださる女性が増えて本当に嬉しいです。最近では、サロンでアロマのワークショップを開催しました。担当してくださったメンバーの女性が、今の仕事を辞めて本格的にアロマリストとして一本で活動することを話してくれた時は、温かい気持ちになりましたね。自分の経験が周りの人によい影響を与えられているかな?と実感できるのは何よりの原動力です。これからもたくさんの女性が輝ける場所を作っていきたいです。

 

 

––––お仕事がすごくお忙しそうですが、健康管理などで気を使っていることはありますか?

 

口に入れるものに気を使い、添加物はできるだけとらないようにしています。以前オーストラリアで畑の野菜をそのまま食べたりとってきた魚を食べたりする生活を半年くらい続けていたのですが、髪や肌の調子はもちろん、気持ちまでポジティブになったんです。都心での生活は添加物の入った食べ物も多いので、なるべく毎日自炊するようにしています。

楽しく植物由来の食べ物をいただくきっかけに

––––千春さんの思う、GREEN SPOONのおすすめポイントを教えてください。
 

種類にもよりますが、動物性の食材が含まれていないスムージーやスープがある点です。地球環境のことを考え、可能な限りお肉や動物性の食材を減らすようにしています。しかし、ヴィーガンに対応している市販品はまだまだ少ないのが現状。かつ、ヴィーガン食と聞くとおいしくないのではないか、というイメージを持つ人も多いでしょう。

 

GREEN SPOONはどれも味にこだわっていて、心から「おいしい」と思えるものばかりです。「サステナブルな生活に興味があるけど、何から始めたらいいかわからない」という人にとって、植物由来の食べ物をおいしくいただけるきっかけになるのではないかな、と思いますね。私がサステナブルな生活をする上で意識しているのは、無理をしないこと。無理をしては続かないので、GREEN SPOONのような便利でおいしいアイテムからヴィーガンライフを始めてみるのもいいのではないでしょうか。

体にやさしい食べ物は心をも幸せにする

––––GREEN SPOONを食べてみていかがでしたか?

 

まず、人工甘味料、保存料、着色料、香料、化学調味料は一切不使用であるという点が大きな魅力です。市販品は添加物が含まれているケースが多いので避けてきました。でも、仕事が忙しい日は自炊するのが大変なんですよね。GREEN SPOONはミキサーをかけるだけでよいので、時間のない日の朝や昼ごはんなどでいただいています。特に最近は自宅での作業が多く、ミーティング続きで休憩が取れない日も多いので、とっても助かっていますね。

また、たくさんの野菜を一気にとれるのもよいですよね。一人暮らしだと食材を腐らせてしまうので、どうしても同じ食材しか買わなくなってしまいます。GREEN SPOONは普段食べないような野菜やスーパーフードなどもたっぷり入っていて、かつ味もおいしいのでお気に入りです。



ゴールは決めず、自分の「好き」を大切に

––––最後に、千春さんの今後の目標を教えてください。

これまでと変わらず、自分の素直な気持ちに従って色々なことにチャレンジしていきたいです。何か大きな目標を立ててしまうと、ゴールにのみ集中してしまって、そこまでの道にある出会いや発見を見落としてしまいます。常に自分の気持ちに正直な選択を重ねていくためにも、いつでもフレキシブルに動いていきたいです。そんな活動を通して、たくさんの女性に勇気を与えられたら幸せです。

 

 

Instagram:@chiionholidayJane Publishers




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