「もっと自分に素直に生きていい」と、広い世界が教えてくれた

窪 咲子

週7勤務の出版社を退職し、世界一周を決意
––––まずは咲子さんの自己紹介からお願いいたします。現在はどんなお仕事につかれていますか?
現在私は芸能メディアの編集者として、芸能人や著名人のインタビューなどを行っています。また、旅行ライターとしても活動しており、観光局や旅行メディアで取材やライティングのお仕事もさせていただいています。
もともと私は、芸能雑誌を扱う出版社で編集者として働いていました。当時働いていた編集部はかなりハードで、週7勤務は当たり前。「このまま一生働いていて、私は幸せなのだろうか」と悩んだ結果、退職し憧れていた世界一周の旅をすることを決意しました。
––––仕事を辞めて世界一周をすることに不安はありませんでしたか?
世間のレールから離れることはもちろん、帰国後就職できるのかどうかという大きな不安を抱えていました。だからこそ、ただ旅行するだけではなく自分の将来の糧になるような旅にしようと決意したんです。無職のままで旅することにも不安があったため、まずは旅しながらできる仕事を探しました。そのなかで、たまたま浮かんだのが旅行ライターという仕事です。編集で得たノウハウをフル活用し、企画書を40社以上の会社に送りました。そのなかの一つである、世界のイケメンを撮影する「世界イケメンハンター」という企画が地球の歩き方に採用され、無事旅行ライターとして世界一周に旅立つことができました。

さまざまな価値観や考えを知って初めて、自分の生き方を肯定できた
––––実際に世界を旅してみて、どんなことを感じましたか?
世界を旅して色んな価値観や考えに触れることで、「自分の好きなことで生きていいんだ」と気づけました。世界一周中は毎日ブログを投稿していましたが、日を追うごとに読んでくださる方も増えていきました。読者の方からのコメントや応援メッセージが本当にうれしくて、あのとき思い切って決断してよかったなと思いましたね。
旅の思い出は本当に話しきれないくらいあるのですが、なかでも印象に残っているのは、ベッカム選手の写真を撮れたことです。もともとサッカーが大好きで、世界一周中にもサッカーの試合をたくさん見ていました。ロサンゼルスに行った際に、当時ロサンゼルス・ギャラクシーに所属していたベッカム選手の写真をどうしても撮りたくて、毎日練習場に通って出待ちしていました。「やっぱり世界のスターには会えないのかな」と諦めかけていたとき、私の姿を覚えてくれた警備の人がベッカム選手の来る時間と場所を教えてくれ、なんとか会うことができたんです。ツーショットも撮ってもらいましたが、「自撮りだったらきれいに撮れないから」とわざわざ歩いていた人にシャッターボタンを押すようお願いしてくれて、中身まで美しい正真正銘のイケメンだな、と思いましたね。(笑)
帰国後は、世界イケメンハンターや私のブログを読んでくださった出版社の方から、「本を出しませんか」というお声がけをいただき、2冊の本を出版。また、世界一周の経験を通して旅行会社のアドバイザーやガイドブックの編集やライティングのお仕事などもいただけるようになったんです。

息子にも自分の好きな生き方を見つけてほしい
––––現在はお子さまがいらっしゃるんですよね。お子さまともよく旅行しますか?
2018年に出産し、今は3歳の息子がいます。息子とも旅行がしたいと思っていたので、小さい頃から電車や飛行機のおもちゃを買ったり、空港や駅まで見に行ったりしていましたね。作戦通り(笑)息子は大の乗り物好きになり、よく電車旅をしています。コロナウイルスが蔓延する前までは月に1回は海外旅行していましたね。
––––子育ての際に意識していることがあれば教えてください。
子どもは「好奇心の塊」とよく言われますが、家から保育園までの5分の道のりでも色んなことを発見するんです。毎日息子の姿を見ていると、自分自身が毎日どれほど生き急いでいるのか気付かされますね。私自身、小さい頃から好きなことを思いっきりさせてもらっていたので、息子にも自分の好きなことを見つけ、突き進んでほしいと思っています。

まわりの協力があるからこそ、仕事も子育ても全力でできる
––––仕事と子育てを両立させるために意識していることはありますか?
働ける時間が限られているので、時間内で高いパフォーマンスを発揮できるよう主体的に動くことを意識しています。特に企画出しにはこだわっていて、仕事中でもそうでないときでも面白いアイデアがないか常に探していますね。また子育ては、夫や夫の両親、母に協力してもらっています。息子は現在保育園に通っていますが、毎日朝は夫が送り、迎えは私という担当制にするなど、一人で抱え込まないように心がけています。
––––お忙しい毎日を送るなか、食事面で心がけられていることはありますか?
基本自炊ですが、忙しいときは外食で済ませています。自炊を行う際には息子には色んな食べ物を食べてもらうため、料理本を買ったりYouTubeを見たり試行錯誤しています。どうしても小さい子はカレーやシチュー、グラタンといったメニューを好むので、偏りがちですが、最近は野菜を食べてもらうためにラタトゥイユを作りました。

GREEN SPOONの具材を見て、息子が野菜に興味を持ってくれるように
––––GREEN SPOONを食べてみていかがですか?
GREEN SPOONのスムージーは具材がそのままの形で入っているのがいいですね。息子と一緒にスムージーを作ることが多く、「この野菜なんだろう」「知ってる?」と話しながら作れて、野菜に興味持ってくれるようになりました。牛乳やお水など気分に合わせてアレンジしていますが。オレンジジュースを入れるとシャーベットっぽくなり、いつも「アイス、アイス!」と喜んで食べてくれます。
スープは、想像以上に簡単にできあがるので驚きました。夕食であと一品ほしいな、というときに活躍してくれています。あとは、家に一人でいるときのお昼ごはんにも重宝しています。最近リモートワークで家にいることが増えたのですが、私一人だとどうしてもごはんが適当なってしまうんですよね。GREEN SPOONのスープはかなりボリューミーでお腹もいっぱいになるので、めちゃくちゃ助かっています。
––––これからどんなときにGREEN SPOONを使いたいですか?
お友達に出産祝いとしてプレゼントしたいです。私自身、出産後は疲れて自分のごはんを作る元気さえありませんでした。手軽に作れるGREEN SPOONのスープやスムージーで、野菜をたっぷりとってほしいですね。
また、これからも仕事や育児に疲れたときにはGREEN SPOONでエネルギーチャージをしたいです。最近は、子どもを寝かしつけた後に旅行ライターの仕事をしているのですが、お腹が減ってついつい夜食をとってしまうんです。GREEN SPOONであれば野菜も豊富なのでたとえ夜食にいただいても、少しは罪悪感が減るかなと思っています(笑)。
好奇心に正直に、次は息子と世界を周りたい
––––最後に、自分を好きでい続けるために意識していることを教えてください。
これからも好奇心に忠実に生きていきたいですね。世界一周は一生に一度だと思っていましたが、最近は息子と一緒に世界一周をしたいと思うようになりました。やりたいことをするために大切なのは、「そのためには何が必要か」を考えることだと思っています。今はまさに、2度目の世界一周準備期間。1回目以上にたくさんの経験ができるようにしたいです。
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