「夢は見るものではなく、叶えるもの」自分らしく生きるための選択

木本 梨絵/クリエイティブディレクター

ただデザインするのではなく、消費されないブランド作りを
––––まずはりえさんの自己紹介からお願いいたします。現在はどんなお仕事につかれていますか?
私は、クリエイティブディレクターとして、企業や商品、サービスなどのブランディングを行っています。現在はホテル、ジュエリー、飲食、化粧品など幅広い業態のプロジェクトに携わっています。もともとは事業会社でインハウスデザイナーとして活動していましたが、2020年7月に独立しました。
––––独立されたきっかけを教えてください。
もともと副業でもブランディングのお仕事はさせていただいていたのですが、コロナの影響もあって「新しいマスクのデザインをしてほしい」「営業できない飲食店にお金がまわる仕組みを一緒に考えたい」など、相談のメッセージが急増したんです。「コロナで決して景気はよくない中でも、チャレンジしたいときに私を思い出してくれる人たちがこんなにたくさんいる」そんな状況に背中を押され、独立を決意しました。
––––苦しいときに想起してもらえる存在になれるのはうれしいですよね。何か意識されていたことはあるのですか?
事業会社でインハウスとして働いていた経験もあり、本質的なブランドを作るために、ただオーダーされたものを作るだけではなく、事業づくりそのものから関わることを大切にしています。もともと、大学時代はデザイン事務所でアルバイトなどもしていたのですが、デザインに取り掛かる一歩手前の、事業内容やコンセプトといった根本の重要性に気づき、事業会社に就職しました。そこで身についた「一過性のクリエイティブではなく消費されないブランドを作る」という姿勢は今も意識しています。

「心中してもいい」と思えるほどの熱い気持ちを持って
––––りえさんは、仕事をする上でどんなことを大切にされていますか?
「この人のためなら、いざという時には無理できる。心中する勢いで(笑)全力で一緒に仕事をしたい!」と思える、強く共感できる方のお仕事を受けることを大切にしています。私にとっての共感は大それたものではなく「身近な誰かを幸せにできそうなことかどうか」です。今ご一緒させていただいているクライアントさん達の多くは、売り上げ以上に誰かを幸せにしたい、楽しくしたい、という思いを持っています。そんなお仕事にご一緒させていただくからにはと、日々覚悟を持って仕事しています。
––––多忙な毎日を送られていても、すごくいきいきされているのがとても素敵です。自分を好きでい続けるために心がけていることを教えてください。
身の回りを整えることは意識しています。去年たまたま京都のお坊さんとお話する機会があって、仕事や学問以上に掃除が最も大切だ、という「一掃除、二勤行、三学問」という言葉を教えてもらいました。それ以降、意識的に身の回りをきれいにするようになったのですが、心も体もすっきりとして毎日の暮らしがより豊かになったんです。掃除するのは家の中でだけではなく、人間関係や自分の生き方も同じだと思ってます。限りある自分の時間を誰とどう過ごすか、せっかくの人生を無駄にしないためにも身の回りを整えていきたいですね。

病気を診断されてから見直した食生活
––––食生活にもこだわられているそうですね。具体的にはどんな取り組みをされていますか?
以前はコンビニや外食ばかりの乱れた食生活を送っていましたが、去年の春に子宮頸がんの一歩手前という診断を受けました。それ以来、可能な範囲で添加物やお砂糖、グルテンは避けるように意識しています。同時に運動も始めましたが、この一年で体も頭もシャキッとして、仕事により集中できるようになりました。結果的に病気もすっかり良くなって、改めて食事の大切さを痛感しました。食べ物ほど体に直結しているものはないので、これからも体にやさしい食べ物を選択していきたいです。
忙しくて自炊する時間はない、かつ体に良いものを食べなければいけない私にとってGREEN SPOONはまさに救世主です。添加物やお砂糖、グルテンを避けた食生活を自炊なしで行うのってなかなか難しいんですよね。繁忙期は本当に外に出る時間もないので、毎月届く無調整豆乳と一緒にGREEN SPOONを飲んで、最低限の野菜は摂取するようにしています。ちょっと気分を変えたい時には、ダークチョコレートやキャロブチップスを入れてチョコチップ風のスムージーにしています。アレンジ次第でいろんな味になるのもGREEN SPOONの良さですね。

GREEN SPOONはライフスタイルをアップデートするための武器
––––ご愛用いただいているりえさんから見た、GREEN SPOONの魅力を教えてください。
健康食品っぽい訴求をしていない部分がすごく好きですね。GREEN SPOONのような商品って、もっと体調管理やダイエットなどを目的にしてもおかしくないと思うんです。でもあえて一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、不安の解消ではなく、「今の生活をもっと良くするため」という訴求をしているのが素敵だと思います。
食べる前に思わずSNSに投稿してしまいたくなるようなデザインも魅力的です。実際GREEN SPOONをInstagramに投稿している人を見ると「素敵な暮らしをしているな」と思えるんですよね。ライフスタイルをさらにアップデートするための武器、私自身そう思って愛用しています。
本当に大切なものを追い求めたら、きっと成果もついてくる
––––最後に、好きな仕事で生きていくために大切にしていることを教えてください。
「お金をもらえなかったとしてもやりたい仕事をすること」です。今でこそ仕事でお金をもらえていますが、昔はお金が一切もらえないような試みでも、意義ややりがいを感じるものには積極的に参加していました。そこでの経験は今の私にとってかけがえのないものですし、お金以上に得られるものは大きかったように感じます。思いを持って打ち込み続けて入れば、お金は自然についてくるので、まずは目先の利益に囚われずやりたいことにチャレンジしてみて欲しいです。
Instagram:@riekimoto/Twitter:@rie_kimoto
portrait photo : 立石従寛 | Jukan Tateisi